絵本でつながる大切な時間

絵と絵本

絵本や物語の世界でゆったりと自分の時間を過ごしませんか?

kotokoto*cottontail (コトコトコットンテイル) の kasumi (かすみ)です。

 

朝晩はすっかり秋ですね。昼間はまだまだ夏だったりもしますが、気温の変化で体調を崩したりしていませんか?おなかを冷やさないように気をつけて下さいね。(え?はい、私です。。。)

 

世の中は3連休なんですね。私は祝日は普通にお仕事です。

 

実は今、母が入院しています。

仕事帰りにも毎日お見舞いに行っていますが、親切な看護師さんたちが付いていてくれるので、私にできることはそれほどなくて。

それでも口を濯ぐのを手伝ったり、足を揉んだりすると、とても喜んでくれます。

 

普通は母と娘ってもっと会話が弾んだりするのでしょうか?私の場合は普段からそんなに会話がなかったので、いざ二人きりになると、普段ならおしゃべりの母があまり話さないと会話に困ってしまいます。

 

中学生の頃だったかな、国語の教科書に載っていた短歌だったか俳句だったか、詩の解釈を巡って延々とああだこうだと語り合ったっけ。懐かしいな。あの頃から言葉の魅力を感じてたかもしれない。言葉でイメージを広げたり、絵で言葉が浮かんだり、そういうのって昔から好きだったな。

 

「絵本セラピスト®︎って知ってる?」と聞くと、なんと「知ってる」って。テレビで見たって。

「基礎絵本セラピスト®︎になったんだよ」と言うと、「へー」とちょっと感心してくれました。まだ何にも活動できてませんが。。。

 

「絵本読もうか?」と言って断られてしまったりしましたが、先日、また懲りずに「絵本読んでいい?」と聞くと、頷いてくれました。

 

持って行った3冊の絵本の表紙を見せて、母が選んだのがこちら。

おいで、フクマル

絵本『おいで、フクマル』

くどうなおこ / 著 ほてはまたかし / 絵 小峰書店

 

私も大好きな絵本です。自分が愛されて迎えられたことを全く疑わず、心から世界を楽しく味わっている愛犬フクマルの姿がとっても可愛いくてステキです。

 

私のたどたどしい読みを最後まで聞いてくれて、にっこり喜んでくれました。

なんだか絵本を通して心がつながったような感じがしました。ちょうどその日は私の誕生日でもありました。

 

絵本セラピー®︎に出逢ってなかったら、そして、このタイミングで絵本セラピスト®︎の養成講座を受けてなかったら、母に絵本を読むなんてこと、一生なかったかもしれないな。絵本は大好きだけど、それまでは自分が楽しむだけだったから。

あれから再び「絵本読む?」と聞いても「いい」って言われてしまいました。よほど私の読みがたどたどしかったからかもしれませんが、あの時間は母から私への誕生日プレゼントだったのかな、なんて思ったりもしています。いつまでも私にとって母は母、母にとって私は娘なんだな。当たり前だけど。

 

こちらは病室に飾った最近描いたばかりの私のイラスト。

イラスト

 

ちょうどこの位置だとよく見えるからって言ってくれたけど、、、

病室に

小さいし、真正面の壁に最初から飾ってあった大きなリトグラフの方がよっぽど目立つし。。。

 

でもね、こうして描けてよかったなって思います。そして母はやっぱり喜んでくれているのでしょう。

 

このセンスどうなんだろう?と笑ってしまいましたが、これは我が家の床の間、和の空間に並べて飾ってあった私のイラストのポストカード。

きっと喜んでもらえてるんだろうなって。。。

 

母の喜びになっていきたいなって思いました。親の喜びと自分の好きなことが重なるって幸せなことだと思います。

 

イラストはインスタグラムに詩と一緒にアップしているので、よかったらご覧下さいね。

この世界に産んでくれた母にありがとうって気持ちも込めています。

詩とイラスト

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。それではまた。

 

絵本セラピスト協会

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